こんにちは。
博多の賃貸不動産 プレイングハウジングです。
博多生まれの不動産屋さんが、博多の街を紹介する「博多コネクション」
12番目のエリアは、博多区奈良屋町の情報をお届けします。
奈良屋町エリア第一弾では、街の基本情報をご紹介します。
博多コネクションでは、博多の魅力を複数回に渡ってお届けしていきます!
奈良屋町の情報
奈良屋エリアは、旧奈良小学校の地域で博多区奈良屋町、神屋町、古門戸町、須崎町、対馬小路があります。博多駅より北西にあり、蔵本交差点より大博通り沿いに海側に向かって、奈良屋、神屋町、蔵本交差点より天神寄りに古門戸町、須崎町。須崎町の北西側に対馬小路があります。
奈良屋(ならや)という名前の由来は、豪商「奈良屋九兵衛」が住んでいたことからだそうです。
古門戸町(こもんどちょう)の由来は、妙楽寺などの古い門の跡があったことから。
また対馬小路(つましょうじ)の由来は、対馬の宗義智が秀吉より与えられた土地に屋敷や倉庫があったことからだといいます。
大博通り沿いと昭和通沿いには、オフィスビルやマンションが立ち並び、大通りを一歩入り込むと古くからある家も沢山残っています。
大博通りや昭和通りの交通量が多く昼間は賑やかですが、夜は静かです。生活に必要な、コンビニ、飲食店や、商店の他、少し足を伸ばせば中洲のドンキホーテ、24時間営業のスーパーでは、呉服町のサニーやダイエーショッパーズ福岡店、新鮮なお魚が安く買えるベイサイドプレイス博多の「湾岸市場」などがあります。
国の重要無形民俗文化財の博多祇園山笠では。博多町割りで縦の筋に沿って「西流」・「恵比寿流」の一部・「土居流」・「大黒流」に属し、博多どんたくの起源、国の選択無形民俗文化財である博多松囃子では恵比寿流、大黒流を担当されています。
須崎には、博多祇園山笠のフィナーレ「追い山」の決勝点の廻り止めがある重要な場所でもあります。
交通・アクセス
- 西鉄バス
- 蔵本、紙屋町、石城町は大博通り 100円バスエリアは蔵本まで
博多五町、中洲は昭和通り 福岡都心100円巡回バスエリア
所要時間:蔵本から博多駅まで、約9分 蔵本から天神まで、約7分 - 地下鉄
- 福岡市営地下鉄 空港線(福岡空港~姪浜) 中洲川端
所要時間:中洲川端から博多駅2駅、約4分 中洲川端から天神まで1駅、約2分
中洲川端から福岡空港まで4駅、約9分
奈良屋エリアからは、中洲、天神、博多駅などは徒歩でも移動可能です。
奈良屋町の教育環境
以前は、奈良屋の地域は奈良屋(ならや)小学校がありましたが、年々児童数が少なくなり、冷泉・御供所・奈良屋・大浜の4小学校が合併して、2001年に旧奈良屋小学校の位置に博多小学校が新設されました。
博多の伝統を大切にする小学校として、博多小学校の児童たちは、博多三大祭である5月の博多どんたくでは「どんたく隊」や博多松囃子、7月の博多の最大イベント博多祇園山笠、子供山笠など、その他、博多のイベントに積極的に参加します。
中学校は、旧博多第一中学校(旧御供所小・旧大浜小)と旧博多第二中学校(旧冷泉小・旧奈良屋小)が合併して旧博多第二中学校の位置に博多中学校ができました。
博多小学校と博多中学校では、「博多どんたく」と「博多祇園山笠」のお祭りに出る児童たちは、学校が休み扱いにならないのも特徴です。子供たちは、小さい時から山笠のしきたりや縦割り教育を肌で感じて育っているので、とても素直で元気な博多っ子となります。
最近は、徐々に児童数が増えてきているのも特徴です。
詳しくは、福岡市教育委員会のHPをご覧ください。
- 奈良屋幼稚園
- 博多小学校の敷地内には奈良屋幼稚園があります。
- 福岡市立博多中学校(旧博多第二中学校)
- 福岡市博多区対馬小路13-40
その昔、冷泉校区、奈良屋校区の小学生は旧博多第二中学校(二中)に進学し、御供所校区、大浜校区の小学生は、東区浜松町付近にあった旧博多第一中学校(一中)に進学しておりましたが、ドーナツ化現象により年々児童が減ったため、1983年に4小学校区が合併して、旧博多第二中学校を現在の博多中学校として開校されました。
買い物
奈良屋、神屋町付近に住む人は、地下鉄呉服町駅直結の24時間営業のスーパーサニーが近いです。
古門戸、須崎、対馬小路付近からは、天神の24時間営業のダイエーショッパーズ福岡店が近くなります。奈良屋エリアの北部には、ベイサイドプレイス博多の「湾岸市場」。ディスカウントストアはドンキホーテ中洲店と、生活に必要な物は大体が揃います。
医療
奈良屋地区には、個人病院やクリニックがあります。
昔から地域の人になくてはならない病院が、医療法人 原三信病院(救急指定あり)で、大博通りを挟んだ向かい側にあります。
ライフスタイル
大博通り、昭和通り沿いはオフィス街になっている事もあり、平日は人が多いですが休日は静かです。
近隣周辺で生活に必要な物が大体揃います。
奈良屋町 街の雰囲気
大博通り、昭和通り沿いにはビルが立ち並び、オフィス街が多く高層マンションも多く都会的な雰囲気ですが、道を一歩入ると、古い町並みが健在です。
30年以上経つビルなども目立つ地域です。
奈良屋町に住んでいる人
昔から商業地である奈良屋は、商人の街として栄えていました。現在でも、古くからある商店も所々健在しています。
下町の民家には、昔から住む地元の人達とマンションやアパートには、交通の便が良いことや中洲が近い事から単身者が多く住むエリアとなっていますが、分譲マンションが徐々に増えたことから、ファミリー層も徐々に増えているようです。
空港の関係上、高層マンションは建築できませんが、10階建てクラスの分譲マンションや賃貸マンションも数多く建っています。大博通り、昭和通り沿いには主に単身向けのマンションが建ち並んでいます。
奈良屋町のライフスタイル
昭和通り沿いはオフィス街も多く、平日はビジネスマンを沢山見かけます。
お昼時になると、ビジネスマンや観光客が沢山歩いており活気があります。
奈良屋エリア周辺のおすすめスポット
豊国神社(福岡市文化財)
福岡市博多区奈良屋町1-17
神屋宗湛(かみやそうたん)1553-1653は、織豊時代に活躍した代表的な博多商人で、博多復興に際して、この地に広大な屋敷地と町役免除の特権を与えられたそうです。
博多復興300年を記念して、明治19年(1886年)に現在の豊国神社が整備されました。宗湛は、秀吉から「筑紫ノ坊主」とよばれ、千利休と会席する茶人でもあったそうです。
石村萬盛堂 本店
福岡市博多区須崎町2-1
2015年12月25日に創業110年となる石村萬盛堂の本店の横が、博多祇園山笠の決勝点になっているということは博多では有名です。
石村萬盛堂は、和洋菓子の銘菓で、元祖は鶴乃子と鶏卵素麺が有名な和菓子屋さんでした。銘菓鶴乃子は、マシュマロ生地の中に黄色い餡子が入った和菓子で、鶏卵素麺とは、お砂糖と玉子を素麺状に仕立てた和菓子で、とにかく甘いそうめん菓子です。
毎年山笠期間中の7月1日~7月15日までの限定販売「祇園饅頭」も販売され、縁起がいい和菓子として、地元の人、観光客の方々に人気があります。
祇園饅頭は、博多駅のお土産物売り場や櫛田神社でも、山笠期間中のみの限定販売(7月1日~7月15日)されています。
ホワイトデー発祥
3月14日のホワイトデー発祥が石村萬盛堂だということはご存知でしょうか?
昭和52年に石村萬盛堂から、マシュマロデーとして始まった現在では、2月14日のバレンタインデーのお返しとしてホワイトデーの名称で全国に定着してきていますね。
山笠用品 ハンダ
福岡市博多区須崎町1-11
博多祇園山笠の用品・グッズが何でも揃うお店です。
ハンダの店内に入ると、山笠グッズが山積みされています。博多のお土産にもなりそうな可愛い山笠グッズもあり、地元の人や観光客に人気があるお店です。
平成15年の撤廃時まで、山笠の前に立て掛けられていた「不浄の者入るべからず」の札も店内の壁に貼られてあります。不浄の者とは、大半は女性のことを指し、けが人、喪中の人も含まれます。
山笠は神聖な氏子の奉納行事の神事であり、伝統を守る博多っ子にとっては当たり前のことですが、決して女性を差別しているわけではなく、山に出る男たちが山笠期間中を滞りなく神事ができるのも、裏で支える奥さんたち (ごりょんさん) がいるからこそだと思っているのです。
奈良屋エリアの山笠の流は結構密集しており、奈良屋町から「西流」・「恵比寿流」(一部)・「土居流」・「大黒流」となります。
沖濱稲荷神社
福岡市博多区古門戸町3
806年(大同元年)に弘法大師(空海)が船旅の疲れを癒す為に、度々この地に立ち寄ったといわれております。
通りすぎてしまいそうな位ひっそりと佇む小さな神社ではありますが、高野山と弘法大師の教えの発祥地とも言える神社が古門戸町にあるとは驚きです。
明治22年(1889)から明治27年。28年の日清戦争時にオッペケペー節で一世を風靡した川上音二郎は対馬小路に生まれました。
沖濱稲荷神社入り口には川上音二郎記念碑が建てられ、博多座に出演する俳優さんがお参りする姿も見られるそうです。
浄土宗 西方寺
福岡市博多区奈良屋町10-11
明治初期、旧西方寺前町には大工、左官、石工職人などが住んでいたそうですが、隣町の古渓町の魚問屋が繁盛した影響を受けて西方寺前町も魚屋、網屋、油屋、米屋などの屋号の店ができ、賑わったそうです。
大同庵跡 古渓水
福岡市博多区奈良屋町4-25
崇福寺(そうふくじ)の曇栄宋燁(どんねいそうか)和尚に古渓水の由来を文章にしてもらい、妙楽寺の竹峰和尚(ちくほうおしょう)の墨書で作った碑が、旧古渓町の一角にあります。
庭先に撒けば火災を免れるという伝説の水「古渓水」があった場所です。小さな敷地の中には古井戸もあります。
魚問屋で栄えた古渓町の中でも、古渓水にゆかりのある西浜屋徳蔵(にしはまやとくぞう)は、出色(しゅっしょく)の地浦問屋でした。
博多近隣古図
平野商会
福岡市博多区奈良屋町1-9
創業明治44年の自転車専門店の平野商会は、創業当時より3年前までは、斜向かいの蔵本バス停前付近(博多区綱場町)で営業をされていました。
松坂屋別館
福岡市博多区奈良屋町8-2
本館は奈良屋町8-4とすぐ近くにある、創業50年の老舗の焼肉店です。
現在は、もつ鍋、博多風すき焼き、焼肉、しゃぶしゃぶなどがあり、美味しく食べてもらう為に、お肉は注文を受けてから切るというこだわりようです。中でも、焼肉食べ放題得々コース(大人3,600円、小学生1,940円、小学生未満970円)が人気です。
水たき長野
福岡市博多区対馬小路1-6
博多は「水たき」と「もつ鍋」が有名ですが、水たき長野は遠方からのお客様の支持率が高いお店です。
博多の水たきのお店では、かしわ(鶏肉)、かしわのつみれ、豆腐、ねぎ、キャベツを主体とした野菜などを、かしわで出汁を取った白濁スープを煮立てた鍋に入れて身が柔らかくなったら、酢醤油やポン酢などで頂く事が多いようです。
鍋の締めに、ご飯を入れて雑炊でいただきます。
白菜は水気が多く、どうしても締めの出汁が薄くなってしまいます。お店で食べるときは、出汁が程よく残り甘みのあるキャベツの方が水たきには向いているのかも知れませんね。しかし地元の人たちは家で作る水たきは、キャベツではなく白菜を入れる方の方も結構多いようです。
奈良屋町の交通・アクセス
- バス
- 奈良屋というバス停はなく、蔵本、博多五町(昭和通り)、神屋町、石城町(大博通り)、対馬小路があります。
蔵本、博多五町は、福岡都心100円巡回バスエリアで、博多駅や天神までは100円で移動できます。
ただし、明治通り経由(旧電車道)のバスよりも昭和通り(旧50m道路)経由のバスの本数は若干少ないことから、博多駅方面へ移動する時には、博多五町で乗るよりも明治通りまで歩いて、中洲川端のバス停より乗った方が。バスの本数が多く殆どバスを待たずに乗れて便利です。
東区や福間方面へのバスは、博多五町、蔵本町(昭和通り)から乗れます。
奈良屋方面からバスで移動する主な所要時間
- 博多駅までの所要時間:10分 運賃100円
- 天神までの所要時間:5分 100円
- 地下鉄
- 福岡市営地下鉄の中洲川端は、空港線(福岡空港~姪浜)1号線と箱崎線(貝塚~中洲川端)2号線の双方に乗る事が出来ます。
通勤・通学時間帯は渋滞することがあり乗客も増える事から、博多駅や天神までは自転車や徒歩で移動する人も多いです。
- タクシー
- 博多駅より奈良屋町・蔵本まではタクシーで1,000円くらいです。
福岡都心100円バスは人気があり、博多駅から中洲・天神・リバレイン博多・キャナルシティ博多・薬院などが全部100円で乗れます。
西鉄バスは、現金、ICカード(nimocaなど)で利用できます。
その他、博多・福岡市周辺にも安い・早い・美味しい!と三拍子揃ったお店が数多くあります。
地元博多っ子が行くご飯屋さんを紹介する不動産屋さんと行く博多のグルメでもご覧ください。
博多の街の地域情報 博多コネクションでは、これからも博多の街を好きになってもらう楽しい情報をお届けします。
お楽しみに!