こんにちは。
博多の賃貸不動産 プレイングハウジングです。
博多生まれの不動産屋さんが、博多の街を紹介する「博多コネクション」
10番目のエリアは、タイムスリップ商人の街、博多区呉服町の情報をお届けします。
呉服町エリア第一弾では、街の基本情報をご紹介します。
博多コネクションでは、博多の魅力を複数回に渡ってお届けしていきます!
呉服町の情報
博多区呉服町は、博多駅より北側に位置し、博多駅より約1キロ付近にある大博通り通り沿いに上呉服町、中呉服町、下呉服町と続きます。
博多駅に近いことから、オフィスビルも多く、マンションや古くからある家も沢山あります。大博通りの交通量が多く昼間は賑やかですが、夜は静かです。
生活に必要な、コンビニ、沢山の飲食店や、24時間営業のスーパーなどがあり生活しやすい環境です。
山笠地域でもありますが、古くから住む下町と新しく出来たマンションに住む人たちが賑わう地域です。
呉服町の交通
- 西鉄バス
- 所要時間:呉服町から博多駅まで、約6分 呉服町から天神まで、約8分
- 地下鉄 箱崎線
- 所要時間:呉服町から中洲川端まで、約1分 呉服町から天神まで、約3分
呉服町からは、中洲、天神、博多駅などへは徒歩で移動可能です。
買い物
地下鉄呉服町駅直結の24時間営業のスーパーサニーがあります。
小さな商店も点在しており、徒歩6分くらいで千代町の「サンリブ」や、千代町から徒歩3分で博多の街の台所「博多せんしょう」があります。
医療
呉服町周辺には、個人病院が各所にあります。
上呉服町にある大島眼科は有名で、遠くから診察に来られる患者さんもいらっしゃいます。 下呉服町には勝治(かつや)耳鼻科、大博町には総合病院の原三信があります。
少し足を伸ばせば・・・
- 木村病院(福岡市博多区千代2-13-19)「昔から盲腸の傷が小さいので有名です」
- 九州大学病院(福岡市東区馬出3-1-1)
- 千鳥橋病院(福岡市博多区千代5丁目18-1)では、夜間診療及び日祭日も良心的な診療費で受診でき安心です。
呉服町の教育環境
小中学校
以前は、上呉服町の地域は御供所(ごくしょ)小学校、中呉服町・下呉服町は大浜小学校がありましたが、年々児童数が少なくなり、冷泉・御供所・奈良屋・大浜の4小学校が合併して、2001年に旧奈良屋小学校の位置に博多小学校が新設されました。
博多の伝統を大切にする小学校として、博多小学校の児童たちは、博多三大祭である5月の博多どんたくでは「どんたく隊」や博多松囃子、7月の博多の最大イベント博多祇園山笠、子供山笠など、その他、博多のイベントに積極的に参加します。
中学校は、旧博多第一中学校(旧御供所小・旧大浜小)と旧博多第二中学校(旧冷泉小・旧奈良屋小)が合併して旧博多第二中学校の位置に博多中学校ができました。博多小学校と博多中学校では、「博多どんたく」と「博多祇園山笠」のお祭りに出る児童たちは、学校が休み扱いにならないのも特徴です。子供たちは、小さい時から山笠のしきたりや縦割り教育を肌で感じて育っているので、とても素直で元気な博多っ子となります。
最近は、徐々に児童数が増えてきているのも特徴です。
詳しくは、福岡市教育委員会のHPをご覧ください。
呉服町近辺の保育園
- 聖福寺花ぞの保育園
- 福岡市博多区御供所町12-12
日本最初の禅寺「聖福寺」の敷地に隣接した、古くから地元の人たちに愛されている保育園です。
ライフスタイル
博多駅に近いことから、オフィスビルも多く、マンションや古くからある家も沢山あります。大博通りの交通量が多く昼間は賑やかですが、夜は静かになります。
生活に必要な、コンビニ、沢山の飲食店や、24時間営業のスーパーなどがあり生活しやすい環境です。
呉服町 街の雰囲気
大博通り沿いにはビルが立ち並び、オフィス街が多く高層マンションも多く都会的な雰囲気ですが、道を一歩入ると、まるでタイムスリップをしたかのような古い町並みが立ち並ぶ地域です。
呉服町周辺はお寺も多いのも特徴です。
呉服町に住んでいる人
昔から商業地である呉服町は、商人の街として栄えていました。現在でも、古くからある商店も所々健在しております。
下町の民家には、昔から住む地元の人達とマンションやアパートには、交通の便が良いことから人気エリアとなり多くの人が住んでおられます。
空港の関係上、高層マンションは建築できませんが、10階建てクラスの分譲マンションや賃貸マンションも数多く建っております。
呉服町は昔に比べると商店が少なくなっておりますが、商店の跡地に一戸建てを建て替えた所も点在しております。
最近は、単身向けのマンションも多く見かけるようになりました。
最近は、日本語学校で語学を勉強する外国人が年々増えてきています。
博多は、お隣の韓国とは高速船で3時間、フェリーでも約6時間で行き来できることからも、特にアジア系の語学留学生が多いのも特徴です。
呉服町のライフスタイル
呉服町は、ビジネス街や病院もあることから、平日はビジネスマンや遠くから診察に来た人たちを沢山見かけます。
お昼時になると、ビジネスマンや外国語学校の学生たち、地元の人達などが沢山歩いており活気があります。
呉服町周辺のおすすめスポット
呉服町は、
- 上呉服町
- 中呉服町
- 下呉服町
の3つの地域に分かれています。
上呉服町
上呉服町から千代町に抜ける一方通行の道が呉服町商店街(旧西門通り)です。
旧魚町、中小路、西門町からなる呉服町商店街を地元の人は今でも「西門通り」と呼んでおります。旧西門通りの裏通りは上普賢堂・下普賢堂、旧中小路より中呉服町へ向かう通りは蓮池通りと呼ばれております。
写真右:葛城地蔵 福岡市博多区上呉服町5-147
博多の大空襲の時も約45年前に火事があった時も、この地蔵様のところで風向きが変わり延焼が止まりました。
これまで交通事故で亡くなった方も居ないことから、地元の人たちからは「生き残り地蔵」と呼ばれております。
西門橋に流れる御笠川(みかさがわ)は、約30年前に比べずいぶんと綺麗な川に生まれ変わりました。たまに釣り糸を垂らす人を見掛けるほどです。
下流沿いに約1.5キロ進むと博多湾に到達します。
旧普賢堂(福岡市博多区上呉服町)
1732年に博多は享保の大飢饉にみまわれ農作物が不足し多くの犠牲者を出しました。普賢堂(ふげんどう)では、雨乞い祈祷をして死者を弔ったといわれております。数百年経った今でも、毎年7月24日になると供養をする千灯明が続けられております。
聖福寺西門(しょうふくじさいもん)
呉服町商店街(旧西門通り)
30年ほど前の商店街よりも店舗数が激減した呉服町商店街です。
現在でも呉服町商店街で営業している店舗を少しご紹介します。
箱安商店(福岡市博多区上呉服町11-214)
その昔は「野菜いりまっしぇんか~?」(野菜いりませんか?)と、呉服町商店街や各家庭に声を掛けながら呉服町商店街付近で行商をしておられた「はこやす」さんです。現在は呉服町商店街の一角で営業されておられます。
西門蒲鉾本店(福岡市博多区上呉服町5-172)
チューリップの上田雅利氏の実家でもある西門蒲鉾本店は、創業100年以上も地元の人に愛される蒲鉾店です。
現在は、「はかた部ランド協議会」の議長も勤める上田啓蔵氏が代表になられています。出来立ての「ちぎり天」が安くて美味しいです。
半世紀前に西門蒲鉾の駐車場に飼われていた、伝説の看板サル?の「モンちゃん」を知る人は少ないでしょうね。
佐座まんじゅう店(福岡市博多区上呉服町9-184)
創業大正5年の老舗のお饅頭屋さんです。
佐座まんじゅう店の写真右下の「赤飯まんじゅう」は、今までにない美味しさで特におすすめです。
旧魚町より旧東町筋に抜ける緩やかな坂道は、博多祇園山笠の追い山コースです。
かつては、この通りの右手奥(現在はマンション)に、寄席や観劇、映画館などで賑わった大博劇場がありました。
みやけうどん(福岡市博多区上呉服町10-24)
博多独特の柔らかい極太麺としっかり出汁が効いたうどんは昔から変わらない美味しさです。メニューは昔も今もシンプルを貫き通しており、しかも安い事から、人気のうどん店です。手作りの「いなりずし」は昔から変わらずの人気ぶりで、売り切れ次第終了です。
昔は鍋を持って、うどんを買いに行っていました。
上呉服町のお寺
上呉服町周辺にはお寺が多いのも特徴です。
- 恵日山 西教寺 浄土真宗東本願寺派
- 福岡市博多区上呉服町9-4
聖福寺の西門近くにあるお寺です。 - 西昌山 本岳寺 日蓮宗
- 福岡市博多区上呉服町14-21
上呉服町にはその他、叶院(普賢堂)、入定寺(蓮池)などのお寺があります。
中呉服町
中呉服町は、上呉服町同様大通り沿いはオフィスビルやマンションが立ち並び、大通りから一歩入り込むと、昔ながらの街並みが続きます。
ランチ時になるとビジネス街や外国人留学生たちで賑わいます。
戦国焼鳥家康2号店 福岡市博多区中呉服町4-1
千切ったキャベツにレモンダレが、もれなくついてくる博多流焼鳥の店「戦国焼鳥家康」は太鼓でお迎えしてくれる豪快なお店です。
ブルックリンハンバーガー 福岡市博多区中呉服町3-23
注文してから鉄板で焼いてくれるハンバーガーは一度食べると病みつきになります。地元に愛される手作りハンバーグのお店です。ハンバーガー300円という安さにビックリです。
本格インド料理 D.カシャナ呉服町店 福岡市博多区中呉服町2-12
オープンした当初は、呉服町交差点でスタッフがチラシを配っている姿を度々見掛けましたが、現在は大盛況のようでチラシは配っておられないようですね。
中呉服町周辺のお寺
- 松林山 妙典寺
- 福岡市博多区中呉服町9-12
- 浄土宗 筑前博多 善導寺
- 福岡市博多区中呉服町6-24
本願山 選擇寺(せんちゃくじ) 福岡市博多区中呉服町9-21
本尊として木造阿弥陀如来立像(福岡市有形文化財)が祀られております。
浄土宗 見佛山専修院 正定寺(しょうじょうじ) 福岡市博多区中呉服町10-14
「博多どんたく」のルーツ博多松囃子の「通りもん」の創始者と言われる西頭徳蔵のお墓があります。
昨年は、博多アップウォーク2014のコースでもありました。
中呉服町には他にも本長寺、一行寺、本興寺、海元寺などのお寺があります。
下呉服町
下呉服町も上・中呉服町同様、近代的なビル群が立ち並ぶ大通り沿いを一歩入り込むと昔ながらの下町が今も残る地域です。半世紀前とは随分様変わりした場所もあれば、昔から変わらない地域も沢山あります。
下町は老朽化が進んでおり、立替が進む中、昔からの独特な雰囲気を壊さず後世に残して行く事も大切だと思います。
浜口公園(福岡市博多区下呉服町3)
夜になると数件の屋台が出る浜口公園の横にあるのが萬四郎神社です。
寛文7年(1667年)幕府の鎖国政策に反して朝鮮と密貿易を行った罪により、博多商人 伊藤小左衛門とその一族は処刑されました。父小左衛門に連鎖されて処刑されたという小四郎と万之助兄弟の幼い魂を祭ったと伝えられ、商売繁盛や子どもの健やかな成長にご利益がある神様として信仰されています。
- 悲劇の豪商 伊藤小左衛門(いとうこざえもん)邸跡
- 二代目小左衛門は江戸鎖国初期、伊藤小判を鋳造し、抗清復明のため戦っていた日中ハーフの鄭成功を貿易によって側面から援助した海商。
その主な貿易品の「イマリ」はヨーロッパで珍重され、マイセン窯など高級テーブルウェア発祥のきっかけとなった。
―博多博物館より抜粋―
元気一杯
バケツが出ていれば営業中というラーメン店 元気一杯
看板は一切出ておらず、目印のバケツが出ていたら営業中というラーメン店が下呉服町にあります。
お店に入るとお店のルールで食べるのが元気一杯です。店内は撮影禁止、ラーメンを食べるときのルールを守らないお客は退場だそうです。厳しいルールで、バケツが出ていない時は、一体どこにあるのか分からないような店舗ですが、お昼時は人が並んでいるのを見つけて店舗が判明するという不思議なラーメン店です。
呉服町の交通・アクセス
- 西鉄バス
- 呉服町のバス停は数カ所あり、市内の各方面への本数も多く便利に移動できます。
また、博多駅や天神方面には時刻表を見なくても、バスを待たずに乗ることができ大変便利です。
呉服町からバスで移動する主な所要時間
- 博多駅までの所要時間:5分 運賃100円
- 中洲までの所要時間:6分 運賃100円
- 天神までの所要時間:7分 100円
- 福岡タワーまでの所要時間:11分 230円
福岡都心100円バスは人気があり、博多駅から中洲・天神・リバレイン博多・キャナルシティ博多・薬院などが全部100円で乗れます。
西鉄バスは、現金、ICカード(nimocaなど)で利用できます。
- 地下鉄
- 福岡市営地下鉄の呉服町駅は、箱崎線(姪浜~貝塚)までの区間です。
呉服町駅から中洲川端駅で、空港線に乗り換えができます。
呉服町から中洲川端まで一駅、天神は二駅と便利ですが、博多駅までの区間は地下鉄で移動すると少し回り道になり、呉服町駅から一駅の中洲川端で空港線に乗り換えて博多駅まで移動しなければならないので、博多駅へ移動するには、西鉄バスの方が移動時間も早く100円で移動できるので、地下鉄での博多駅への移動はオススメしません。
通勤・通学時間帯は渋滞することがあり乗客も増える事から、博多駅までは自転車や徒歩で移動する人も多いです。
- タクシー
- 博多駅より呉服町まではタクシーでワンメータ~約1,000円以内
- 福岡都市高速 呉服町IC
- 呉服町ICより福岡タワーまで約11分 630円
呉服町ICより九州自動車道福岡ICまで約12分 630円
その他、博多・福岡市周辺にも安い・早い・美味しい!と三拍子揃ったお店が数多くあります。
地元博多っ子が行くご飯屋さんを紹介する不動産屋さんと行く博多のグルメでもご覧ください。
博多の街の地域情報 博多コネクションでは、これからも博多の街を好きになってもらう楽しい情報をお届けします。
お楽しみに!